民泊で収益を上げる物件選びのポイントとは?
「どんな物件なら民泊で収益が出ますか?」とよく質問をいただきます。答えはシンプルで、駅に近く、渋谷や新宿などアクセスの良い立地の物件が人気です。ただし、人気エリアは競争が激しいため、生き残るには競争力を高める工夫が必要です。
民泊ビジネスの変遷
民泊が注目され始めた頃は、どんな物件でも売り上げが上がる「ドル箱」状態でした。しかし、競争が激化し、価格競争が起きることで収益が下がる物件も増えてきました。さらに2018年には「住宅宿泊事業法」が施行され、民泊に関するルールが整備されました。
この法律の影響で、マンションの管理組合が規約を変更し、民泊を禁止する例が増加。都心の高級マンションを利用した民泊も減少し、撤退する事業者が増えたことで一時的に全体の物件数も減りました。
今、収益を上げる物件の条件
現在でも収益を上げている物件には共通点があります。以下のポイントが重要です:
- 立地の良さ
人気の駅に近く、清潔感のある物件は安定した収益を見込めます。また、ホテル価格の高騰により、駅から少し離れていてもアクセスが良ければ十分稼働します。 - 大人数を収容できる物件
収容人数が多い物件は1泊あたりの単価が高く、手間があまり変わらないため収益率が高いのが特徴です。 - インテリアの魅力
「ここに泊まりたい!」と思わせるデザイン性の高い物件は集客力が抜群です。最近では、商店街や街歩きを楽しめるエリアにある物件も人気があります。
海外からのユニークなゲストのニーズ
民泊を運営していると、思いもよらない理由で宿泊予約が入ることがあります。たとえば、海外に住む日本人夫婦が妊娠を機に一時帰国する際、民泊を選ぶケースがあります。理由を聞くと、「夫も長期休暇を取って一緒に滞在するため」とのこと。海外では2か月の休暇が一般的な国もあり、日本の働き方との違いに驚かされます。
民泊を始めるときのヒント
民泊を始める際は、物件の立地や交通アクセス、収容人数、建物の特徴などをしっかり考え、「どんな人が泊まりに来るのか」を想像することが大切です。時には想像を超えたお客様からの予約が入ることも。柔軟な視点を持ちながら、長く愛される物件づくりを目指していきましょう。
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